令和乙女日記

悩める乙女の端書き

不安を飼い慣らしたい

ネイルに行った。10分遅刻で、しかもネイリストさんがかけてくれた電話をおやすみモードにしていたせいで取れなかったのだけど、開口一番に「遅くなっちゃってすみません……!」を発動させることによって事なきを得た。

Netflixで話題になっているらしい、男性だけの恋愛リアリティ番組の話をした。あのネイリストさん面白いな。批判がなかったから見たけどあんまり好きじゃなかったんです、なんてカラッと言い放つ姿はかっこよかった。

でも、ネイルの時間は基本的に無言で続く。別に2人とも会話を拒絶しているわけではないからひとたび言葉が音になると盛り上がるのだけど、すんと戻る。そして店内はかわいくておしゃれな曲に支配される。だけどなんかそれが良くて。このネイリストさんは両手を同時並行で施術するスタイルだから、こちらはスマホを触れない。映画館をスマホから離れる場所として捉えている人は一定数いるけれど、あれ以上に「何もしない」時間が過ごせる。指示に従ってライトに手を出し入れする必要があるから寝る訳にもいかなくて、強制瞑想タイムが発生する。これがかなり良い。

爪をかわいくしてもらいながら瞑想じみたことをして、帰りにドラッグストアで新トニン液を買った。この前スペースで風邪薬のODの話をしたら相手がこれを使っていて気になったんだよね。どうせ自傷をするのなら色んな自傷を試してみた方が面白いんじゃないかなって思った。全ての風邪薬で飛ぶ!

実際、今は不安がる自分を自傷願望によって抑えることで色んなことに手を伸ばせている節がある。自分を大切にしようとするとたちまち巨大な不安が存在を主張してくるので、夜にゴミ出しに行くことすらできなくなってしまう。それなら自傷している方がまだマシな生活になる、という不思議なバランスなのである。

不安を飼い慣らしていきたいなというのはかなり考えていて、手始めに近所の変な自販機に並んでいる変なドリンクを全部飲んでみようと考えている。ああいうの、不安が勝って選べないんだよね。ごはんとかもそう。偏食なのもあるけど、たぶん未知の食べ物が怖いから安全牌ばかり選んでしまう。そういうミクロな生き方も美しいとは思うけれどね。ドリンクならそんなに値も張らないし食事より気軽だし、本当に口に合わなければ流せばいいだけだし、挑戦してみるには良いハードルなんじゃないかと思う。

 

今、文学フリマに本を出すにあたって過去の記事を読み返したり整理したりしているのだけど、あらためてわたしはめきめきと回復しているなぁと感じる。このブログをひとから褒めてもらえることもかなり増えていて嬉しい。なにも言わずにいつも読んでくれているひともありがとう。良ければいつかコメントなりなんなりで思いを伝えてくれると励みになります。

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