令和乙女日記

拗らせメンヘラの端書き

思考がひっくり返りそう

思考が夏の頃と似てきて困る。去年の夏。自殺未遂をして、数ヶ月重力に勝てずに寝ながら自己分析を繰り返していたあの夏。ようやく自分を追い詰める思考回路から離れられたと思ったのに、昨日あたりから突然戻ってしまった。不安も募り始めている。何故?戻ってしまった理由がわからない。

あの頃の想い人のことは考えた。そのことで小さなひらめきもあった。だけどこんなのはよくあること。他にも別に、変わったことなんてしてないはずなのに。

せっかく長い時間をかけて穏やかな人生へとシフトし始めていたのに、こんな訳の分からない形で急に戻ってしまうものなのか。だとしたら穏やかであろうと努力してきたこれまでは何だったんだ。こんなのあんまりだ。こういうことがある度に、幕を引いてしまおうかという悪魔的思考が膨らむ。

変わっているはずだ。たとえ大枠の思考形態が簡単にひっくり返ってしまったとしても、集めてきた小さな救いの欠片は無駄ではないはずだ。この数ヶ月の間に出会った救いたち。音楽、本、映画、思想、人、場所、エトセトラ。それらになんとか救われながら一進一退を続けていればいつかは本当の安らぎに辿り着けるだろうか。そう思わないとやっていけない。

人生は混沌そのものなのだと思い始めた。ここは意味のある、目的論的世界ではない。ただあるだけのそれだけの世界なのだ。人生にも意味なんてない。だからといって死に急ぐこともない。なんとか波を抑えながら救われる日を夢見て穏やかな暮らしを営む。

ここまで書いてふと思ったが、ネイルサロンに行ったのが一つの原因かもしれない。あれは確実に「将来」を意識した行動で、近頃のわたしが避けてきた行動だったではないか。そして、かつて普通に生きていた頃のわたしがよく考えていたことではないか。

そうか。将来のことを考えると苦しくなるのか。まあ当たり前か、わたしは不安障害で、不安なんてものは未来に対する感情が主なのだものね。「将来」というものが自分を大きく揺らがしてしまう要素であっても何ら不思議はない。ああ、謎がとりあえず解けたら急に体の力が抜けてきた。安心。1番好きな感覚。1番好きな言葉。

今日は好きなブランドのファッションショーに出向く予定がある。この状態ならなんとか楽しめそうだ。本当はお友達と一緒に行く予定だったのだけど、その子が体調不良で行けなくなってしまったようで、残念に思うと同時にとても心配。ファッションショーの予定を前日にキャンセルするほどの体調不良となると、よっぽどじゃなかろうか。コロナとか、インフルとか、そんなワードが頭に浮かぶ。ああ、あの子と美しいお洋服を見ながら笑い合いたかった。次のファッションショーまで生きなくちゃ。