令和乙女日記

拗らせメンヘラの端書き

蜘蛛とBABYそしてファンレター

にゃるらさんの小説「蜘蛛」を読んで、感銘を受けて、即座にファンレターを書いた。勢いのままに書いたから大した感想でもないけれど。

便箋を選び、机に向かい、封筒に宛名を書いて切符を貼る。投函はまだしていないけど、今日か明日のうちにはする予定だ。勢いのままに遂行したこれらの行為が重労働であることを、一度落ちたわたしは知っている。実際に夏に嶽本野ばら様に半ばSOSのようなファンレターを送った時には机に向かうことが出来ず、インターネット経由で無理やり送った。その節は本当に色んな人に迷惑をかけただろうなと思う。あの頃は本当に、手紙を書くなんて重労働だったしもっと言えば紙の本を読むのだって厳しかったから電子書籍を買ってスマホで読んでいた。今回の「蜘蛛」は紙の本で読んだ。しかも、昨日買って今日一気読みしたというこのパワフルっぷり。ああわたし、体力ついたなぁと嬉しくなる。

昨日は大好きなブランド『BABY,THE STARS SHINE BRIGHT』のファッションショーのためにBABYのお洋服で身を固めて渋谷の街に繰り出した。しかもなんと、遅刻しなかった!恐るべしBABYパワー。普段どのライブに行ってもどこか浮いているわたしは今回ばかりは会場に溶け込んでいて、渋谷の街でロリィタちゃんを見る度に仲間意識で胸が踊った。イベントってこういう一体感があったなと思い出した。

頑張って列にも並んで写真を撮ってもらったよ。すごい、すごいね。昨日のわたしは普通でいられた。

あまりにかわいくて、モデルさんも新作のお洋服も綺麗で、少女の世界を創りあげることを生業にしている人がいることに救われた。世界平和はこうやって実現されてゆくのだと思う。

「蜘蛛」を読んでも思ったけど、やっぱり何かを生み出せるっていいな。クリエイターとして生きていく気はないけど、それでもなにか作品は作りたいなと思う。TikTokで踊るんじゃなくて。ロリィタを着てかわいいカフェで自撮りするんでもなくて。なんとなくこんな文章を書き連ねるのでもなくて。

できれば小説が書きたい。絵も趣味だけど、何かを表現する、作り出すとなるとわたしは文章が向いている気がする。小説は書いたことない訳じゃないけど、長いものは書いたことないな。いきなり長編に取り組むのは無謀かしらん。だけど、何かを作り上げてみたい。それで救われるものだってあるかもしれないじゃない。その先の景色を見てみたい。

まあ、療養中の身ではなかなかそんな挑戦に手を伸ばすことも難しいんだけどね。体力や精神状態という壁が立ちはだかる。ゆっくりと進んでいけたらいいし、進めなくても生きていられたらいいよね。