令和乙女日記

拗らせメンヘラの端書き

SMと脱出ゲーム

昨日はSM界隈のリアル脱出ゲームオフ会に参加してきた。新宿のカフェで待ち合わせて、リアル脱出ゲームに6人チームで参加。その後キットを買って、レンタルルームで遊んで少し歓談して、飲み屋さんに移動してまた歓談。結局10時間くらいの長丁場になっていて、我ながらよく体力が持ったなと思う。

元々、最後の飲み会への参加は迷っていた。人として合わなくて空気感が最悪だった場合、謎解きという課題があればなんとかやり過ごせるだろうけど会話オンリーになったらきついだろうなと思っていたから。だけど行ってみたら楽しく話せて、途中で抜ける人もいる中最後まで残っていられた。

そもそも品田遊さんの影響で謎解きへの興味が増していた折でもあった。彼が謎解きに参加していたり、自分でも苦労しながら制作していたりするのをウロマガで読む度に興味は膨らんだ。

さらに言えば、SM界隈でもっと動いていきたいという思いもあった。色んな人の姿を見ることで性への嫌悪感が薄まって、性への矢印が強い自分を受容できるようになるかなと期待して。

結果としてどちらも上手くいった。謎解きは楽しくて、今度は個人的に行ってもいいかもなと思ったし、SMに対する解像度も上がった。前までは性に関することは日常生活から完全に切り離していたけれど、今回のオフ会の話をリア友にしても問題なく話せるかもと思うくらいには意識が変わった。

わたしはたぶん性依存症で、そのことは抱える問題の中でも特に根深いものになっているんだと思う。だけどこんな話題、主治医にもカウンセラーさんにも言いづらいし、かと言って専門でやってる機関もまだまだ少ない。一度だけ、性依存症の治療を主にやっている病院を探してみたことがあったのだけど「どうしても痴漢してしまう」とか「盗撮がやめられない」といった、社会的に問題のある人を主に相手にしていそうで、わたしのような個人的な悩みはまだまだ治療システムができていないように見えた。

だからもう自分でどうにかしていくしかないと思って、それでSMの世界を知ろうとしている節が大いにある。要するにこれは趣味や嗜好をもはや超えていて、治療なのだ。知ることで抵抗が和らげば万々歳だし、そうじゃなくても知れば新しい道が見えてくるかもしれない。わたしも入れるような隙間がどこかにあるかもしれない。

このブログだって書くことが治療になっている感覚があるし、そう思うとわたしは十分治療に専念して休学を全うしているなぁと思ったりもする。遊び回っているな、仕送りで不労所得を手に入れていいご身分だなと自分が嫌になることもあるけれど、意外とそうでもないのかもしれない。