令和乙女日記

拗らせメンヘラの端書き

毒になる親

ここ連日odをしているからか、今日はひどく頭が痛かった。ベッドから起き上がれなくてすごく調子が悪かった。
昨夜から『毒になる親』という本を読み始めた。最近流行っている毒親という言葉の先駆けだそうで、子どもに悪影響を及ぼす親について様々な例を用いて説明している本だ。これまでうちの親は毒親ほどではないんじゃないかと思っていて、こういった書籍に手を出すことにも抵抗があったけれど、何の勉強もせずに判断を下すことは無謀だなと思い、単なる知識欲も兼ねて読むことにした。
毒親と聞くと、分かりやすく子どもの行動を縛ったり、手を上げたりするような親を想像していたけれど、もっと間接的に子どもを支配する親も毒になるらしい。うちの親はこのタイプだと思う。どの親にも共通するのは、親の役割をきちんと果たさないということと、子どもが自分の手から離れていくことを嫌がるということだ。
さらに、この本を読んでいてふと思ったのは、祖父母たちもまた毒の要素を持っていたんじゃないかということだ。彼らは昭和の親であり、今とは価値観も違うから、当時はもしかすると良い親だったのかもしれない。けれど、親から聞く祖父母たちの話は、モンスターペアレント気味だったり、お酒ばかり飲む亭主関白だったり、熱心な教育ママだったりする。少なくとも多少の歪みはあった親達だろう。それに育てられたわたしの両親もまた、親に上手く育ててもらえなかったことに苦しむ人たちなのかもしれないと思った。そのうちこの本を読むことを勧めてみたいけれど、今はまだ嫌味になりそうで言いづらい。
親だって人間だし、子育ては未知の体験の連続だから完璧な親が存在しないことは分かっている。けれど子どもに悪影響を及ぼす悪い親というのはたしかに存在していて、一般的な、まあまあ許される親と悪い親との間にはなんの違いがあるんだろうとふと分からなくなる。きっと度を越した悪影響はだめだとか、そういうことなんだろうけど、あまりにも曖昧で分からない。これが分からないと自分の親のことも悪いと思いづらいし、自分が将来もし親になることがあったら…と考えた時に激しい不安に襲われる。悩んで悩んで最終的に、人間ってなんだろう、みたいな思考に辿り着く。
元気ならこういうことを考えること自体も楽しいのかもしれない。けれど今はかなりエネルギーが尽きていて楽しく感じられない。エネルギーを貯め直さないとなと思う。