令和乙女日記

拗らせメンヘラの端書き

生きているだけで踏み躙るのならいっそ

自殺未遂なんてしなければ良かった。

おかしくなったのなら、おかしくなったのに合わせて確実に死ねる方法を選べば良かった。美しく死のうなんて思わなければ良かった。駅のホームに飛び込めば良かった。

7月のあの日からずっと心が止まったままで、なんならもっと酷くなる現実を浴びながら生き続けている。何を成すでもなく、良くなるどころかどんどん悪くなる将来像をひしひしと感じる。

小説を書けたらな、とふと思う。

大好きで大切な人への訳の分からなくなった大きな感情を全部作品に吐き出せたなら、と考えてみるけれど、そんなことしたところで大切なものを安売りしてしまうだけ。きっと作品があの人に届くことは無いし、そんなことには意味が無い。むしろどんどんわたしが生きていけなくなるだけ。

生きれば生きるほど、大切なものを踏みにじってしまう。前に進むことはそういうことで、だったらわたしは前になんて進みたくない。ここで歩みを止めたい。

飛び降りたらこれ以上踏みにじらずに済むだうか。それともわたしは、死んだ後もこの愛とも怨念ともつかない何かを抱えて全部を台無しにし続けるんだろうか。どうしたら楽になれる?もう何も分からない。だけどわたしが考えないと、誰も考えてくれない。