令和乙女日記

悩める乙女の端書き

だって貴方がMILKBOYなんて着ていたのが悪い

おかしいんだよねー、出会って1ヶ月の人間にここまで入れ込んでいるなんて。

確実に、理想を、投影している。

 

いつもこうだ。好きな気持ちばかりが膨らんで、どんどん制御できなくなる。好きの気持ちはわたしを見てに変わって、お返事ちょうだいに変わって、どんどん攻撃的な感情に変わって、ああこのままでは生き霊が飛んでしまう、わたしは世界でいちばん大切な貴方にだけは迷惑をかけたくないのと思い詰めて、死が近づく。

 

自害

が頭をよぎる。

 

死んでしまえば簡単なんだ。そうすればわたしはもう苦しまずに済むし、わたしの中の化け物に貴方が襲われてしまうことだって防げる。ODをやめられないわたしは、どうしても化け物を制御し切れる自信がなくて、死ぬことしか能がない。

嗚呼、本当はこんな言葉を貴方が知っている場所に書くのも良くない。これだってきっと甘えている。制御を外している。本当は、誰にも見せない日記帳に密かに書くべきことだよ。

だけど誰にも見えないところに書いてしまったらいよいよ悲しい。こうやって文学にすることで、わたしの醜い感情はせめて見せられるものへと昇華される。こうして思い詰める仕草も女の子らしいと、貴方なら言ってくれますか?

会いたいな。貴方の腕の中で呼吸がしたい。

 

本当は出会って1ヶ月の今日のうちにお手紙を書きたかったのだけど、こんなに泣いていては便箋を汚してしまいそう。書くのはもう少し気持ちが落ち着いてからの方がいいのかな。

やだなぁ。早く病気治したい。苦しいよ。薬が抜けて、1人になる度にこうして泣いて。自傷がどんどんやめられなくなる。こうしないと息ができない。

貴方に指摘されたのが印象的で、境界性パーソナリティ障害についての本を読み漁っています。そこに書かれている内容は見知ったことばかりで、ああわたしはそうなのかもしれない、と。

病気だから好きになってくれたのかな。それでも構わない。だけど貴方とは破滅したくないな。貴方を思いながら自殺はしたくない。迷惑かけたくない。どうしたらいいんだろうね。