令和乙女日記

拗らせメンヘラの端書き

首吊り未遂

二度目の自殺未遂をした。前回の失敗から、薬で死ぬことはかなり難易度が高いと学び、飛び降りを考えたものの手頃な建物が見つからず、首吊りを選択した。元々自縛を練習しようと思って購入した、SMプレイ用のやわらかめの赤い縄を持っていたので、それをお風呂場にある物干し竿にかけて、適当に結びつけて輪っかを作った。
前回は綺麗に死にたいって気持ちがあったから、きちんとメイクをしてお洋服もかわいいものを選んで着て、数日決意を固め、遺書を書いて行動に移した。
でも今回は、もうそんな気持ちもなくて、ただふと思いついたままに行動した。リビングのエアコンもつけっぱなしだったし、そういえばドアロックも外さなかったなぁ。前回は、せめて人に迷惑をかけないよう、鍵を開けた状態で死のうとしたのに。
首吊りは準備に時間がかかるし、どこかで怖気付くだろうと思っていたけどそんなことなかった。結局、輪に頭を入れるところまでいった。まあ、わたしが不器用なせいで輪が小さくて頭が入らなかったから断念したんだけど。休憩したら再度挑戦しよう、と一旦ベッドに戻って、そのまま何もせずに今に至る。まだお風呂場に縄の残骸はあるけど、次親が家に来るまでには外すんだろうな。とても静かな自殺未遂だった。
今、病院との関係があんまり上手くいってない。たぶん向こうにも事情があるんだろうけど、体感としては匙を投げられかけている気分。病院にすら好かれようとしないといけないのか。嫌な世の中だな。やっぱりこんな世の中、生きてる価値ないよ。わたしみたいな美しい者が迎合する価値ない。この美しいというのは、見た目の話ではなくて生き方の話。まあ見た目もそこそこかわいいけれど、わたしの今の生き方はかなり正しくて美しくて高潔だと思う。だからわたしは変わる必要なんてなくて、わたしを受け入れられないこの世がおかしい。
聞いた話だと、首吊りや飛び降りは苦しいどころか、気持ちのいいものらしい。かなり理想的な自殺方法だと本には書かれていた。どちらもあまり綺麗な死体にはならないだろうけど、今のわたしにとってそんなことはもうどうでもいい。
まあまだ予定もあるし、しばらくは生きているだろうけど、本当にどうなるのやら。最近どんどん無気力になっている。欲が無いから生きていたいとも想わない。元々人間が生きてることって無意味で無価値だと思っているので、わたしが死ぬことにも、それで周りが悲しむことにも大きな何かを見出したりはしてない。ただ現象がそこにあるだけ。