令和乙女日記

拗らせメンヘラの端書き

異常なんだって

大好きな、特別でこの上なく大切な人から「異常」だと言われたわたしというヒトについて考えていた。
異常。通常と異なるということ。尋常ではないということ。異常なんだろうなと思う節はある。恋人でもない異性を勝手に心の支えにして、挙句、朝から家に押しかけてハラハラ泣いて、その後自殺未遂。無視されてもメッセージを送り続けて、その他にも、よくもまあストーカーとして訴えられなかったものだと思うような、「異常」な行動ばかりをしてきた。
食べることが嫌いなのも異常だし、お薬が無いと心が安定しないのも、リスクを知りながらも毎日ODしてしまうのも、死にたいと思いながら生きているのも、性に過度に依存しているのも、バッチリコーデを決めないと出かけられないのも、全部、全部、異常。逆に今のわたしにある通常は何だろう。両親がいること。体が健康なこと。大学に籍を置いていること。若者らしくSNSを使いこなしていること。友人が多いこと。どれも、わたしがこれまでの人生でかき集めてきた「通常」だ。
異常が全部悪いとは思わない。偏りは見方を変えればその人の個性になるし、異常なところが無い人間なんて、それこそ異常だ。
だけどわたしの異常は些か度を越してしまったように思える。自分でもコントロールできなくなっている。明らかに、人生に支障が出ている。
わたしは異常なんだな、これが異常な部分なんだ、と分かったところでどうすればいいんだろう。たぶん認知行動療法とかが正解のルートなんだろうけど、それは時間も労力もかなりかかる。そこまでして直すべきなんだろうか。どうせ人間が生きる明確な理由なんて無いのだから、異常なわたしはもう死んでしまった方が早いんじゃないかと度々思う。
死ぬことが怖くない。これも一種の異常か。
一度自殺未遂をして、その時の記憶が薬でぶっ飛んでいるせいで、胃洗浄の苦しさとか覚えてないし、本当に一度死んでるような感覚なの。そしてそれはちっとも怖いことじゃなかった。確かに、時間をかけて錠剤を飲み込み続けるあの時間は苦しかった。だけど死んでしまえばもう何も怖くない。何も苦しくない。じゃあその方が楽じゃないか。生きていたら絶対に苦痛を味わう羽目になるのだから、異常なわたしは、もうダメなわたしは、諦めてしまった方が早いじゃないか。
首吊りや飛び降りは気持ちいいらしい。そう知ってからはもう、死にたくてたまらない。ずっとなんとか自殺願望を抑えつけて生きている。死にたい。早く全部終わってほしい。