令和乙女日記

拗らせメンヘラの端書き

病院の常連さん

病院に行った。薄々勘づいてはいたけれど、受付の人に顔を覚えられているっぽい。保険証など諸々を出す前にもう名前を呼ばれた。そんな変な患者かなぁ。

 

と思ったけど、いつもツインテールで来る明るい髪の派手服ガールなんて覚えやすいに決まってる。今は2週に1回だけど、前までは毎週通っていたし、行けなくて予約の変更をすることもしょっちゅうだし、本当に酷かった時期はわたし不在で母親だけ行って、主治医でもない先生に無理やりお薬を出してもらっていたんだった。そりゃ目立つ、問題のある患者だよね。その節はお世話かけました。

ここ数ヶ月くらい病院に行くのがどんどんしんどくなってきた。今日も行く前は気分が黒く沈んで、タクシーを使うか寸前まで悩んだ。結局電車で来たけど。節約できてえらいね。

病院に来てしまえば楽なのになんでしんどいんだろう。今日もたくさん褒めてもらえた。薬が上手く使えてるとか、バイトを応募したと言ったら自分でちゃんと考えられてえらいとか、自己肯定感を上げてくれる。本来の親ってこういうものなんだろうかと考えたりもする。病院は安心できる会話が多いけれどやっぱり自分の深いところを出さなければならない場だし、忙しそうなのを感じ取ってしまう時もあるし、そんなこんなでハードルが上がってきているのかもしれない。

 

帰り道、すっかり元気になったのでサイン会用の花束を予約して帰った。駅前のお花屋さんは近所にあってほしいお花屋さんナンバーワンみたいな雰囲気のお店な気がする。大当たり。前に1度、「100円でいいですよ」と薔薇を100円で売ってもらったことがあるけれど今日の説明では大体1本500~600円ですねと聞いたので、あの時はご厚意でお値引してもらえていたんだろう。

お花を飾ると萎れるにつれてかなしくなってしまったから飾るのは諦めてしまったけれど、あのお花屋さんは定期的に利用していきたいな。ほっとできる素敵なお店はずっとそこに在ってほしい。