令和乙女日記

拗らせメンヘラの端書き

ニディガやった

『NEEDY GIRL OVERDOSE』というゲームをプレイした。すごく今更だけど。別のゲームを買おうとしたところ、ちょうどSteamのセールで半額になっていたので、とりあえず買うだけ買っておくか…と斜に構えたつもりが普通にその日に1周してしまった。
「ニディガ」と呼ばれるこのゲーム、及びこのゲームに出てくるキャラクターの「超てんちゃん(あめちゃん)」にはちょっと複雑な思いがある。元々わたしはあまりゲームをしないタイプで、でもニディガは公開当初から気になっていて、好きな実況者さんがあげた実況動画をチェックする、という形で好奇心を満たそうとした。けれど、実況動画という性質上、どうしても超てんちゃんのメンヘラっぷり病みっぷり狂いっぷりを実況者が一蹴する、という構図になりやすくて、その度に自分も間接的に否定されたような気分になって、見る自傷みたいなよく分からないことになっていた。
また、ニディガには超てんちゃんとメッセージアプリで割と自由にやり取りできる機能があるんだけど、それも実況者の返信の仕方が気に食わないことが多くてモヤモヤした。メンヘラの扱いは専門家とメンヘラにしか分からないってことだね。
さらに、ちょっと前に出た曲『INTERNET YAMERO』は純粋に曲として好きで、そこから『INTERNET OVERDOSE』も聴くようになって、超てんちゃんの曲であるこの2曲はわたしのOD中の定番曲になった。ピコピコした電子音とかコロコロ変わる曲調とか、躁鬱全開な歌詞とか、ODしてる時にぴったりなんだよね。もしこれを読んでる人の中にOD常習犯な人がいたら試してみてほしい。気持ちいいよ。

超てんちゃんのおかしな言動は、メンヘラのわたしからみてもかなりぶっ飛んでるなって思う。まあゲームだしね。彼女は分岐次第でかなり色んな結末を辿るから、色んなぶっ飛び方が見られる。それは、わたしがそうなりたくても理性で抑え込んで我慢している姿であり、なおかつ、絶対になりたくない、強い羞恥心を催す姿でもある。だからわたしはニディガをプレイすることはないだろうな、とずっと思っていた。
結局プレイして、実況動画に比べればはるかに楽しく超てんちゃんを浴びることができた。難しそうだと感じていたけど、無事登録者100万人も突破したし、ゲーム内で『INTERNET OVERDOSE』が流れるところも見られた。エンドはAngry Otaku〜…だった。
ずっと苦手だ苦手だと防御線を張っていたコンテンツだったので、ハードルを超えられて良かったなと思うと同時に、このゲームから味わったものは少しずつ少しずつ、わたしを苦しめるだろうなとも思う。超てんちゃんはかわいいけど、わたしにとっては毒だから。