令和乙女日記

拗らせメンヘラの端書き

不安障害

不安が募る。

わたくしにとってあの人は安心の象徴だった。だから手放す訳にはいかなくて、秘密を打ち明けることから逃げ続けて、もう話せなくなってしまった。

人間としてアカウントを変えてやり直したい。だけどこの世はそんなに便利じゃない。

不安が募る。

ずっと緊張状態で、ようやく自由になれたけどもう遅い。不安に慣れた脳みそは、安心してくれない。

不安が募る。

何かに依存していないとやっていけない。なのに風邪薬はどんどん買えなくなる。20歳の誕生日まで数ヶ月あるけど、お酒を飲めばいいの?でもそれだけはしたくない。品性を失いたくない。

セックスフレンドでも作ればいいの?だけど雑に選んだ相手と肌を重ねたところであの人を思い出すだけなの。知ってるの。

なにもかもが怖い。不安から逃れる方法が分からない。お医者様にもらったお薬だって、大して役に立たないの。毎日飲めるほど量が無い。2週間に10錠しか飲むことを許されない贅沢品。

ずっと眠っていたい。眠っている間は怯えなくて済むから。だけどそれは、生きてるとは言わない。逃げているだけ。逃げてばかりの人生ならもういっそ……

毎日こんなことばかり考えている。なにもかもが怖い。きっと世界はそんなに怖くないのに、わたくしの脳みそは壊れているから。恐怖を見つけ出すのが得意だから。どんどん動けなくなる。結末が見える。

このまま生き続けたなら、あの人とまた仲良く話せる日が来るのよと、そんな未来があれば頑張れるのに。きっともう無理。