令和乙女日記

拗らせメンヘラの端書き

男性、女性、乙女、それぞれ

昨夜は処方薬を切らしてしまったのですが、そうすると途端に怖がりなわたくしが顔を出してしまいます。ようやく健康になりつつある普段の思考も感情も、まだまだお薬のおかげで護られたものに過ぎないのだと実感してしまいました。
あまりに不安で、辛くて、ブロンを入れて、それでも足りなくて身体を重くしたくって、少しだけ……とメジコンを入れたもののやっぱり全然抜けなくて。結局、メジコンに頭を支配されたまま病院へ行きました。お医者様にも今日のわたくしが素面ではないことは伝えた上で診察を受けて、少しお薬の調節をしていただきました。今通っているお医者様はすぐにお薬を調節してくださるので、なんとなく「治療」を受けているという安心感が得られます。
この頃はなんだか色々なことを考えます。自分のことも考えはするのですが、それに加えて今の世の中について考えることも増えました。わたくしがよく考えるのは、社会の中での女性の立ち位置について。また、男女それぞれの違いや苦しみについてであったり、性的消費の恐ろしさについてもよく考えます。
わたくしはどうしようもなく「女性」「女のコ」「乙女」「お姫さま」といったワードに敏感で、それらについて考えを巡らせることがかなり多いです。きっと、自ら男性に性的価値を差し出してきた経験も相まって、男性にとって女性がいかに性的な商品に過ぎないかということを強く感じているのでしょう。
また、ロリィタファッションのような思いきり可愛らしいお洋服に身を包むことで得られる、社会からの優しい眼差しもわたくしは知っています。それはなんとなく、男性と女性の社会での扱いの差に似ているような気がするのです。きっと、「女性」であるわたくしがロリィタを着て「乙女」になって、社会が優しくなったのを感じるように、世の「男性」は「女性」の方が優しく扱われていることを感じ取っているのでしょう。結局お互いがここのところを共有しないものだから、男女の溝はいつまでも埋まらないのだと思います。
考えれば考えるほど今の世の中は息苦しくて、生きづらくって、嫌になります。わたくしはできることならもっと未来に生まれ落ちたかった。もっと、幸せになることが簡単な時代に。