令和乙女日記

拗らせメンヘラの端書き

人間は複雑

今のわたくしには目標がありません。
生きていく上で欲や願望といったものはあまりに邪魔で、取り払い続けたら今度は取り払い過ぎたというなんとも馬鹿げた始末。しかしそんなわたくしにも、小さな目標が生まれました。
それは、美しい文章を紡げるようになりたいということ。嶽本野ばら様の書かれた文章を読む中で、この想いは芽生えました。といっても、きっと明日には気が変わっているのですけれどね。近頃のわたくしは本当に信用なりません。
今日はとっても体が重い日です。だけど必要に駆られたので無理やり、お風呂に入りご飯を食べ、ドラッグストアに行きました。たくさん動けて偉いはずなのに、なぜだか悪いことをしているような気分です。なぜ?
おそらく躁鬱の鬱の方に入ったのでしょうけれど、ここ最近はとにかく生きづらい。意味もなく、息が詰まる。深呼吸をしても酸素じゃなくて炭素ばかりが体に取り込まれているような、そんな錯覚さえおぼえます。きっとこれは時間が解決してくれる苦しさなのでしょうけれど、ただ待つだけというのがこんなにも苦しいなんて。眠って待てれば良いものの、一日のうち何時間かは起きていなければなりません。それがとてもつらい。
先ほどODをして、今はお薬が回るのを待っているところです。今日は綺麗にキマれるかしら。こんなにぐちゃぐちゃに鬱になっている今ならば、以前のような快楽をまた味わえるのではないかしらと、今日は少しだけ期待しているのです。
もう少し取り留めのない話をしましょうか。
一応、今自分がいる状況がそんなに悪いものでは無いということは理解しているのです。わたくしだって多少はまとまった年月を生きてきましたし、今より苦しい状況は何度も経験してきています。
なんのハラスメントにも晒されず、見知らぬ気持ちの悪い男に体を明け渡す必要も無く、実家から離れたこの東京の地で一人気ままに暮らせることがどれほど幸福なことか。分かってはいるものの、どこか息苦しさを感じてしまうわたくしに、というよりは変化を求め続ける人間という生き物の欲望にわたくしはほとほと呆れます。生まれ変わったら人間にはなりたくない。道端に咲く花や、蝶や、お金持ちのおうちのペットのように、ただ欲望のまま本能のまま生きてゆく単純な存在にわたくしは生まれ変わりたい。人間は些か複雑すぎます。