令和乙女日記

拗らせメンヘラの端書き

母親とお出かけ

母親と出かけた。談笑したのは久しぶりかもしれない。昭和レトロが売りの喫茶店へ行って、わたしはレトロでかわいい空間として、母はノスタルジックな空間として楽しんだ。お店のこぢんまりとした雰囲気も良くて、食べ物も美味しくて、いいお店だった。
最近できた新しい夢について話せたし、わたしのメンタルは恋愛によって左右されてたから貴方からは詳細が分かるはずないんだよ、という話もできた。結構頑張れた一日なんじゃないかなと思う。
ほんの3ヶ月ほど前、自殺未遂をした時はわたしはとても良い家庭に生まれ落ちたのだと信じ込んでいた。だけどそうじゃないかもしれないと考えるようになったら一気に綻びが見つかって、親への憎しみが日に日に増した。辛く当たったこともあった。これまで家庭への違和感を塗りつぶしてきた分、反発が強くなった。
だんだんそれも落ち着いてきて、自分の環境を受け入れられるようになってきた。そりゃあ、家庭のせいでしなくていい苦労をしているなと思う瞬間は今でもある。今日だって、少し話をするだけで先回りで釘を刺されて、人生が支配されていく感覚は感じた。もう流せるようになったけど。
でももう仕方ないし、これがわたしの人生なのだから、親が救いを求めてわたしを産んだのなら望み通り、親を育ててやろう、救ってやろうと思えるようになってきた。今はたぶん、精神の成熟度で言えばわたしは親を上回っていると思う。上に立つ者が下の者を導くのは当然のこと。迷える子羊には手を差し伸べなくては。たとえそれが、自分の親だとしても。