純喫茶に行ってみたい気持ちが高まっています。と言っても別に昨今の純喫茶ブームに乗っかってインスタ映えを狙いたい訳ではなく、ただ空間にお金を払って安らぎを得たいだけなのです。
現在具体的に気になっているのは喫茶王城と名曲喫茶ライオン。喫茶王城はかわいい女の子の映えSNSにも登場しているようなので少し不安はありますが、名曲喫茶ライオンはかなり期待値が高いです。
先日、嶽本野ばら様の「カフェー小品集」を読み終えました。こちらは野ばら様がお好きな、実在する純喫茶を舞台に展開する物語が数篇入った小品集で、それはそれは素敵な御本です。登場するカフェーは主に京都か東京に所在するもので、せっかくだからわたくしも東京の純喫茶を訪れてみようと思ったはいいものの、こちらの御本自体が2000年代初期に発売されたもので、今となってはもう閉業してしまったお店がほとんどでした。
そんな中、まだ営業を続けてくださっているのが喫茶王城と名曲喫茶ライオンです。2000年代初期と比べるとおそらくお店の雰囲気はガラリと変わっているのでしょう。ですが、少なくとも一度はわたくしの尊敬する野ばら様が好んだお店です。全く悪いものでは無いはず。少しずつ体力も戻ってきていますし、気温も下がってきていることですし、そろそろロリィタを着て街へ繰り出しても良い頃のような気がするのです。
