令和乙女日記

拗らせメンヘラの端書き

夢日記

変な夢を見た。

自宅で、何人もの男性を連れてきて、強制的に骨抜きにする。それでわたし無しでは生きていけないようにするのだけど、電話がかかってきて対応している間に男性のうちのひとりがわたしを探しにくる。それはもう物凄い形相で。電話を切るわけにいかないわたしは、今見つかったら威厳のない姿を見られてしまって、洗脳が解けてしまうと怯え、電話をしつつ外に逃げる。だけど男性だって負けていなくて、走って追いかけてくる。その走り方がまた怖い。

結局いい感じに撒いて、謎の小屋に逃げ込むのだけど、そこは教室のようで色んな人が入ってくる。わたしはまだ電話してるのに。そして、撒けたと思っていた男性もそれとなく入ってくる。他の生徒たちに初めて見る顔だと指摘されているのだけど、どうしても授業が受けたいとかなんとか、熱心な人間のふりをして教室に居続ける。

ちなみになぜわたしは初めて見る顔だからと追い出されなかったかというと、その空間にあまりにフィットしていたから。どうやらそこで教鞭をとる先生は漫画「ベルサイユのばら」を描いた人のようで、わたしはいかにもそういった少女文化に興味がありそうだから咎められることは無かった。

そうこうしているうちに、なぜか電話の相手にわたしがどんな空間にいるのかを勘づかれる。そもそも電話の内容は、出版社が企画したとあるコンテストについてで、それはベルサイユのばらをアレンジした新しいシナリオを考えて応募したら、良い作品はプロの作家さんの手で文章化してもらえるというものだった。だけどわたしの案は作家さんの筆が難航していて、少し遅れるけどいいですか、というのが電話の趣旨。そして、わたしがベルサイユのばらの原作者さんの元にいるのなら話は早い、今の担当の作家さんはもうかなり厳しそうなので、出版社から頼んで原作者さんに書いてもらうことにしましょう、という提案がなされた。勿論、これらの話し合いをしている最中、わたしはずっと追っ手に怯えている。

最終的には授業が終わって(この授業、なぜかすごく短くて、20分くらいで終わった)人が居なくなるまで教室に残り、先生に電話の件を伝えるところで夢は終わった。

たぶん他人からすればよく分からない夢だと思う。でも個人的にはかなり怖かった。目覚めた時、夢でよかったと久しぶりに思った。

なにしろ、自分が人を洗脳しようとして、だけどそのせいで強く執着されることになって、わたしはその執着を上手くかわすことができないというシチュエーションが恐ろしい。これは夢の中でも思っていたんだけど、わたしは執着する側の心理がよく分かる。こういう時の人間は一般的な理屈では動いていないのだ。

別に執着されること自体は想定していたけれど(自分でそう仕向けた訳だから)、電話というイレギュラーな要素のせいで強い自分を演じ続けられなくて、男性と電話の相手とで違う自分を見せなければならないその複雑さが怖かった。こんなことになるなら、初めから自暴自棄になって人を捕らえたりするんじゃなかったと考えていた。

自暴自棄になったから人を洗脳しようとした思考回路はよく分からないけれど、兎にも角にも夢の中のわたしは見切り発車だった。これは現実のわたしにもリンクしている。最近はヤケになって後先考えずに行動することがままある。ひょっとするとこれも自傷のひとつなのかもしれない。

 

夢日記ってあまりつけない方が良いと聞くけれど、単発なら大丈夫だよね。要は毎日つけることで夢で見たことと現実の境が曖昧になっていくことが問題なのだと聞いたことがある。