令和乙女日記

拗らせメンヘラの端書き

実家嫌い

一人暮らしを始めるまでずっと、実家を嫌いにならないようにしていた。なんとなく居心地の悪さを感じてはいたけれど、明確に嫌いと意識してしまえば毎日が苦痛で苦痛で仕方なくなると思っていたから。
学校に行ったり外出したりして疲れた時、早く帰りたいと思う。でもそれは実家そのものを指しているのではなくて、その中の自分の部屋を指していた。もっと言えば、お部屋にこもって推しの配信を見たり、大好きな人とお電話をしたりしている時だけが、わたしが唯一心をゆるめて安心できる時間だった。
春から一人暮らしを始めて、小さいけれど静かな、都内の1Kのお部屋で1日のほとんどを過ごすようになってからは、やっぱり実家は嫌いだったよなあとようやく認められるようになった。そりゃあ何もしなくたって掃除が行き届いていて、毎日ほぼ決まった時間にバランスのとれた食事が出てくるのはありがたい環境だ。でもそれを自分でする徒労よりも、鍵を開けてお部屋に帰ってきたらもうずっと安心できる時間、という幸せが勝った。わたしが抱き続けていた、実家へのうっすらとした嫌悪感は勘違いじゃなかったのだ。
そして今回帰省して、久しぶりに実家で時間を過ごしたことで、まだほんの少し揺らいでいた嫌悪感は確信に変わった。やっぱり苦手だ。この、常に人と繋がっている感覚も、他者の生活が垣間見える空気感も、常に音が絶えないところも、ぼんやりスマホをいじっているだけで話しかけられるところも、全部。本当に嫌いだ。早くホテルに帰りたい。
さすがに帰省しておいて1日も実家に泊まらないのは愛想がなさすぎるかなと思うので、一応今夜は泊まることにする。でも残りの日はどうしようか。お夕飯は実家で食べて、夜はホテルで過ごすことにするかもしれない。
本当にストレスストレスストレス無理無理の日々で、どこまで力を抜けば良いのかが分からない。本当の意味で「無理せず過ごす」を遂行するのなら、今すぐ東京に帰ることになるだろう。でも用事もあるし、それは難しい。じゃあどこまでゆるめればいいんだろう。カウンセラーさんと話せるわけでもないし、分からない。昨晩odをしたのだけれど、ここ最近の量と比べると少し多い量を入れたし、なんならもう少し飲みたくなったのを我慢したくらいなので、結構ストレスが溜まっている気がする。メジコンはわたしのHPやMPを的確に教えてくれる。いい子。