令和乙女日記

拗らせメンヘラの端書き

1年後の自分が何をしているのか、てんで想像がつきません。
前まではそれがひどく恐ろしかったけれど、今はもう、ワクワクできるようにまでなりました。
あと1年も生きてみることはとても厳しいことかもしれない。だけど、BABY,THE STARS SHINE BRIGHTのお洋服にたったの365回袖を通すだけでそれが叶うと思えば簡単に感じます。それに、こんなに短期間でガラリと変わってしまったわたくしのことです。1年も経てばもしかすると世界を股に掛ける大スタァになっているやもしれません。未来に秘められた可能性はまさに無限大。そして今、わたくしは、他の誰よりもこのわたくしの人生を眺めることを楽しんでいます。自分の人生を一人称視点ではなく三人称視点で楽しんでいるというのは少し奇妙な心地も致しますが、これが悪いことだとは思えません。専門的なことはお医者様に尋ねてみないと分かりませんが、きっと良いことです。
生きることはひどく疲れます。毎日、幾度も、もうやめてしまいたいと、船から降りてしまいたいと考えます。だけど考えてしまうこと自体は仕方ないのだと、最近わたくしは思います。別に生きながら死後の静けさや、土の冷たさに思いを馳せていたっていいではありませんか。現にわたくしの心臓は動いていますし、わたくしは生きているのですから。大事なのは死に思いを馳せてしまうことではなく、死に思いを馳せながらも生きているというその事実なのだと、この頃のわたくしは考えます。
ずっと船に乗っていることは辛いことですが、なんとか振り落とされないようしがみついてさえいれば、それだけで景色は変わってゆくのではないでしょうか。今、わたくしはその変わりゆく景色が楽しみでなりません。そうして騙されたような気持で船に乗り続けていれば、いつかは自らの意思で船に乗り、操縦までできてしまう日が来るのではないでしょうか。わたくしはそんな一縷の望みに縋っております。