令和乙女日記

拗らせメンヘラの端書き

過去を振り返る余裕が出てきた

わたしは依存しないように気を遣いすぎていた。好意を悟らせないことが彼のために出来ることだと決め込んで、好かれる努力を捨ててしまった。時間は有限だったのに、失うのが怖いからと先延ばしにして、結局もの凄く悲しい形で失うことになってしまった。これはきっと、ずっと手をこまねいていたわたしへの罰だ。時間はたくさんあったのに。好意だってはっきりしていたのに。かけがえのない人に出会えていたのに。

今でも彼の家を訪ねそうになる。なんとか抑えているけれど、もしかしてまだ頑張るべきなんだろうか。神様がいないから分からない。だけど、あんなに迷惑をかけて嫌われてしまったのだから、きっともう近づくべきでは無いんだと思う。この頑張りはわたしを苦しめるだけ。きっと。

手探りで進んでいて、それでも少しずつ抱えているものがほどけてきた気はするのだけどどうなんだろうか。わたしは間違った方に進んでいやしないだろうか。答えは誰も教えてくれなくて、それがとても怖い。前までは彼と話せば答えが分かったのに、もう道標となる場所は無い。