令和乙女日記

拗らせメンヘラの端書き

羽休め

羽を休める場所ができそうで嬉しい。かといって完全に眠ることはできないけれど。

天使も小鳥も悪魔だって、ずっと飛び続けることはできない。どこかで羽を休める必要がある。だからわたしもこれくらいは許されるはず。これは自暴自棄では無いはず。

安心だけをずっと求めている人生な気がする。こんなんだから不安障害になるんだよ、笑っちゃうね。

安心したくて、崩れない居場所が欲しくて、技能でそれを手にしてきた。そこそこ優秀で、そこそこ真面目な優等生キャラとしてわたしはいつも集団に所属していた。

それが立ち行かなくなった初めの転機はやはり高校のパワハラ部活だろうなぁと思う。あの環境下ではいくら頑張ろうと居場所が与えられることは無かった。むしろ、わたしが優秀になって部長の存在価値を脅かせば脅かすほどに当たりが強くなるという仕組みだっただろう。笑えない。

最近は真面目キャラとして扱われることが格段に減った。服装のせいだろうか。見下されてるなと感じてしまうこともあるし、この扱いにはまだ慣れない部分もあるけれど大きな変化だなとも思う。こうやって少しずつ色んな安心方法を知っていきたい。

 

話は変わって、今度バイトを始めることになった。本当に久方ぶりの労働。去年の7月に自殺未遂にまで追い込まれた最後の原因はバイトだったけれど、今回はどうなるだろうか。一応自分への負担を最大限に考慮して家からかなり近い職場を選んだし、どうやら同僚はマダムが多そう。仕事量は想像できないけど、とんでもなく多忙という訳ではない気がする。何度か利用したことがあるから知っている。

髪色やネイルの規定がしっかりあったのは残念だけど、気分よく働けるようにリネアストリアのアメリボブというウィッグを購入した。アメリってたぶんあのアメリ。この前アメリの名を冠した古着屋さんに行くべく栃木まで出向いたりもしたし、最近はなんとなくアメリに縁がある。いい映画だよね。

バイト、不安だけど同じくらいわくわくもできていて、それはすごく良い兆しだなぁと思う。不安とわくわくは似て非なるものだから、もっと色んな不安をわくわくに置き換えていければ明るい人生が送れるんだと思う。ほどよく頑張るぞ。