令和乙女日記

拗らせメンヘラの端書き

今年の漢字

今年の漢字が「税」だったことが今になって響いてきている。「税」て。「金」とかはこれまでも散々あったけど、「税」て。それをお寺が書いてるところがもう、なんか、末だなと感じる。歴史の教科書でこういうのを見た。そろそろ日本はひっくり返るんだろうな。民主主義の時代は終わりです(これは世界レベルになっちゃうか)。

日本史の勉強をしている時、あらゆる政策が尻拭いとその場しのぎになって、明らかに政府が壊れ始めていて、案の定その皺寄せは国民にいき、人々は貧しい暮らしを余儀なくされ……みたいな構図を見る度に、どうして国民はここまで理不尽に苦しめられても立ち上がらないんだろうか?と思っていた。まあ一揆とかは別にして。

でも実際にそれに似た状況に置かれると、ああ確かに動けないなと思う。というか、動き方が分からない。どうしたら世の中に干渉できるんだろう。こんなブログを書いてみたところで何も変わらないよ。デモにでも参加すればいいのか?確かにデモはこの国で国民が政府に反旗を翻すのには有効な手段だけれど……。なんかこう、もっと……ないのかな。

わたしも人のこと言えないけど、今の日本は政治が遠すぎる。どこか遠くで上流階級の選ばれし偉い人達がなんか分からない会議をして、いつの間にか何かが変わってて、気づいた頃には全部が済んでる。そんな感じだ。

高校の頃、選択授業で取っていた日本史の先生が自由民権運動の説明をしながら「残念なことに、この時が日本人が一番政治に関心を持った時期なんですよ」と話していたのをふと思い出した。確かにそうだなぁ。当時の熱ってどこから生まれていたんだろうか。こういうのは歴史学でありそう。今はなんか、みんながみんな、自分じゃ世の中を変えられないって思っている気がする。「私」と「世界」の対立構造が当然だと思い込まれている。気がする。

 

岡村靖幸というアーティストが好きなのだけれど、彼はバブルの頃に一度流行っている人で、その頃のライブの様子がYouTubeに上がっている。当時のMVなんかもある。わたしはたまにそれを見るんだけど、人々が持つエネルギーに驚かされる。日本ってこんなに元気な時代があったのか。お洋服もどことなくエネルギッシュに見える。

なんか、こういうのを見てしまうと今って本当に貧しいんだなと思ってしまう。お洋服だってみんなトコジラミを警戒しながらSHEINだのGRLだので薄っぺらい布切れを身につけるばかりだし、お菓子は少しずつ内容量が減っていくし、なんだかなぁ。もう少し、空気に明るさが含まれてくれないと精神疾患が社会問題になってしまうよ。それとも既になってるかな。