令和乙女日記

拗らせメンヘラの端書き

かわいくなりました

髪を染め直したからか、高い位置のツインテールが似合うようになった。自分がどんどんかわいくなっているのを感じる。メイクも上手になったし、お洋服もかわいいものをたくさん持っている。コーディネートのセンスもあるし、髪型も、巻くのはまだ練習中だけれど結んだり三つ編みしたりはかなり上手になってきた。
女の子に生まれたのだから、かわいくありたい。実際にかわいくなれていて、嬉しい。でも、なってしまうと先の無さに少し悲しくなる。もちろんまだ伸び代はあるけれど、一定のラインは超えてしまった感覚。
かわいくなって、魅力的になって、それでなんだと言うんだろう。外見も中身も成長したと思う。一定レベルのかわいいを作り出せるし、それなりにコミュニケーションも取れるし、相手に合わせて深い思考も提供できる。きっと今のわたしはそれなりに魅力的な人間。面倒だからやらないだけで、お金を取れる側の人間だと思う。キャバクラとかコンカフェとか、働けるきがする。
ここまで来てしまうと逆に、もういいかって気持ちになる。夢を叶えるとさらに新しい夢が見つかって……みたいなのはよく聞く展開だけど、わたしにはそれが起きてない。かわいくなって、ロリィタ着れて、憧れの東京で憧れの一人暮らし、嫌いな食事は完全栄養食のパンで効率化、仕送りという名の不労所得。粗方夢が叶って、人生に満足した。もう死んでいいかな。