令和乙女日記

拗らせメンヘラの端書き

お茶会(集団行動のすゝめ)

2日連続でお茶会に行ってきた。お茶会というのは平たく言ってしまえばロリィタさんのオフ会のようなもので、かわいいお洋服(テーマが決まっていることも多い)を着て集まっておしゃべりに花を咲かせながらアフタヌーンティーなんかを楽しむ、という楽しい時間だ。

わたしはまだ始めて歴が浅いのもあってあまり頻繁に参加するほうではないけれど、ロリィタさんが一堂に会した時の非現実感が好きで、良さげなお茶会があったら行くようにしている。せっかく暇なのだから、こういうことに時間を割くべきだとも思うし。

お茶会というと大層なように聞こえるけれど、実際はただ女の子が集まってカフェなんかに訪れているだけだ。いわゆる女子会と、服装以外は変わらない。

いや、お洋服の話題はかなり多いからやっぱり女子会とは少し違うのかも。とびきり仲良しな人との集まりならまた違うのかもしれないけど、わたしはまだ初めましての人のお茶会に飛びこむことが多いので、込み入った「現実」の話はエッセンス程度だ。大抵は共通言語であるお洋服だったりブランドだったりの話になる。

きらきらした空間は楽しかったんだけど、やっぱり疲れた。なにせ休学している身だから、大勢で話す機会が全くと言っていいほど無いのだ。

そんな中でいきなり初対面の人の集まりに入っていくのだからいつ話せばいいのか分からない。自分が話している時の、周りが静かになってこっちを見ている感じが怖い。わたしなんかが場を占領していいのかといたたまれなくなる。というかそもそも、盛り上がった会話に相槌を打つのが精一杯で自分のターンに持ち込むことすらできない。

一対一で話すのは割と得意になってきたつもりだけど、大人数となるとまた全然違うなと思った。同じような服を着ていると言えど、それなりの人数が集まれば気の合わない人だっているわけで、そういう人の話にどう相槌を打つべきか悩みながら話す感じもとても久しぶりだった。そういえば学校に行っていた頃はこういう感覚があったなって。

あと、誰かが内輪ネタっぽいので盛り上がってる時に話題に入れない人同士で別の会話を一旦進める感じとかも、あ〜あったなこれって。わたしは基本的に場を掌握して話すタイプじゃないから、こっちの”隅で話す”感じはよくやってた。

 

 

女の子の集団行動について考えていたら色んな思い出が蘇ってきた。

グループで行動していると、たとえば忘れ物をしたとかで1人だけグループから外れちゃう子がたまに出る。移動教室の時とかね。そういう子に気づいた時、わたしは大体「みんな」から離れてその子にペースを合わせる。「みんな」が気づかず前に進んでしまって、早く自分の用事を済ませて追いつかねばと焦る時の気持ちがよく分かるから。これって偽善かな。

あと、乗り換えの都合とかでグループの中の誰かと一対一になった時の気まずさとか、逆にそういう時だけ相手の本音が聞けて、自分も自分らしく話せてる気がするあの感じとかは好きだ。大人数で行動している時は基本的にその場の流れに乗ろうと気を張ってしまうから、そこから離れて1人1人と話せた時の方がわたしは安心できる。

こうやって書くとわたしってめちゃくちゃ空気読むタイプなんだな。それで読みすぎるあまりに集団の中で自分を保てなくなるのかも。まあこういう存在がいるから場が上手く回るんだろうなという自負はあるけれど、この感じで学校にまた通うと一気に疲れてしまいそうだから少しずつ改善していきたいな。

いずれにせよ疲れた。精神的にもそうだけど、ロリィタファッションは着るのに体力を使うお洋服だから。でもその不自由さが好き。不自然で大切なお洋服。